1113日 京都12R 円山特別 京都ダ1200m

1着△ケイアイメルヘン 流れに乗って万全の競馬。この馬だけが全てが上手くいった。

2着○スリーアベニュー スタートで若干後手。揉まれて砂を被り後方へ。大外に持ち出してからはビックリするような伸び脚。力のあることはわかったが、再度内枠引いた時の不安は残った。外枠なら連は確実。

3着△ビッグシャーク 着狙いのような競馬だけれど、これがこの馬のスタイルか。前が早くなって展開がはまれば。2~5着前後が多そうで前が早くなる時は常に押さえが必要か。

4着消エイシンニュートン スタートで遅れを取り無理して行かず。流れには乗れていたし1200mは大丈夫。前が詰まった分遅れた感があるも、叩いた次走はきっちり変わってきそう。

5着注アンクルリーサム 地力のある所は見せた。叩いた次走は変わるだろう。1000万下のダートなら上位。

9着◎アグネスボゾン 手応えは悪くなかったが伸びきれず。こんなモンなのかな~。超相手弱化で狙いたいけれど、普通のメンバーでは1000万下では苦しいかもしれない。

初:さて、○スイープトウショウが古馬牝馬最強を証明したエリザベス女王杯ですが、全体的な感想からどうぞ。

U:上位馬候補は間違ってなかった。自分のレースが出来た馬が順番に上位にきた。

初:スイープトウショウの末脚は改めて凄い切れ味ですね。

U:他が伸びあぐねる中で勝ち切るんだから、やはり能力が一枚上なんだろう。秋3走目で状態も一番良かったようだし。

初:後一歩だった△オースミハルカですが、頑張りましたよね?

U:理想に近い競馬が出来た。1000m通過は60秒なんだけど、途中で13.3っていう所がある。ここがポイントだった。川島騎手は上手く乗ったけどね。

初:逆に3番手以下がここで動かなかった(動けなかった)。これがポイントでしたね。

U:京都外回りは4角の位置取りがモノを言うからね。

初:一番人気に推された▲エアメサイアは5着でした。

U:1角、2角で不利があって下げざるを得なかった。オークスから3戦は鞍上がベストな騎乗をしてきただけに、相手強化で不利があると厳しかったね。

初:3歳勢はエアメサイアの5着が最高位ですが世代レベルの差ですか?

U:この一戦だけでは何とも言えないな。シーザリオが前で競馬していればまた違った形になっただろうし。ラインクラフトの結果を受けてからでも良いだろう。

初:ヤマニンシュクルが1年ぶりで4着。やはり地力がありますね。

U:今後取捨が厄介な馬になりそうだ。距離や小回りを問わないし、牝馬限定戦で全部買い続けてもいいかもしれない。ただ次走だけはボケるのかもしれないだけに静観するけれどね。

初:3着の◎アドマイヤグルーヴは?

U:若干折り合いを欠いたけれどほぼ力は出し切った。年内後一走らしいが無事に頑張って欲しいね。

初:それ以外で気になった馬がいたらどうぞ。

U:毎回牝馬限定戦の結果がコロコロと変わるように展開と馬場で着順は入れ替わるだろうな。

初:じゃあ具体的に見ていきましょうか。マイネサマンサは?

U:結局は折り合い一つだろう。平坦向き。

初:レクレドールは?

U:札幌以来結果が出ていないけれど阪神牝馬Sでは注目している。今なら洋芝、短縮が合いそう。

初:ヤマニンアラバスタは?

U:ここ一番で乗れないのが江田照らしいとも言えるが。牝馬限定戦ならまた順番が回ってくるよ。

初:ライラプスについてはいかがですか?

U:イマイチな着順に見えるかもしれないけれど秋3走はそれなりに内容のある走りはしている。斤量に恵まれて内枠なら穴で面白い。

初:東京で行われました京王杯2歳Sです。

U:レベルの低い一戦だった。回顧するまでもないと思うんだけれど。

初:勝ったのはデンシャミチ。サクラバクシンオー産駒が2歳重賞初制覇となりました。

U:これまで人気して散々飛んでいたからここもどうかと思っていたけれど、何とか押し切った。これで今後もきそうな気がしなくもない。

初:デンシャミチは野路菊Sでメイショウサムソンに0.4差で完敗していますし、そう強くもないと個人的にも思いますが。

U:確かに。短縮で緩い流れになったのも良かっただろうし。展開、相手に恵まれた勝利だろう。

初:一番人気のイースターですが。出遅れや直線で狭くなったなどの敗因が挙げられますが、この馬もそう強くはないですよね?

U:弱くはないだろうけれど、デイリー杯で上位に来れたかと言われれば無理だと思う。母のバプティスタもマイルまでの馬だったし、この馬もマイルが限界だろう。でも朝日杯ではいらないな。

初:トーヨーエーピーが情けない走りを披露してましたね。

U:出遅れとかハミが云々言われていたけれど、そもそもの能力がこの馬自体微妙だな。走ってもOPと区別までだろう。重賞級ではない。

初:全体の中で注目馬とかあります?

U:コイウタが年明けのOP特別で走れるかなぁという程度。4着以下は500万下でも上位に来れるか怪しい。上位も合わせて全体的に低レベルな一戦ということで。特に参考にならないと思う。


初心者:回顧というにはおこがましいのですが、ビデオを観ながら雑談程度で、気になったレースなどを振り返って行こうと思いますので、先生よろしくお願いします。
U:精一杯頑張ります。
初:では、ファンタジーSから始めます。勝ったのは▲アルーリングボイス。これで4連勝です。
U:毎回違う競馬で勝てるのは偉いね。今回は内枠から外に出して一気に差し切る豪快な競馬。強かったよ。それに武豊はまだ良くなるって言ってるからね。

初:2着の○ラッシュライフも早め先頭から押し切ったかと思いましたが、最後に捕まりましたね。
U:函館二歳S以来で+10kgで初距離を考えればよく走ったんじゃないか。またまたサクラバクシンオー産駒は二歳重賞を勝てなかったが。
初:◎ブラックチーターはどうしましたか?出遅れて最後方からメンバー中2番の脚で追い込みましたが11着でした。
U:これにはガッカリしたよ。上がりの時計は後方から進めたから特筆すべきものではないね。
初:血統的(SS×ゴールドティアラ)にダート向きでしょうか?
U:母も春先までは芝で頑張ったからね。この馬はフットワークが悪くないから芝も大丈夫だと思うけど。初戦の内容はそんなに悪くなかったから自己条件でもう一度見直してみたい。
初:3着にはSS×デュプリシトのニシノフラワーの半妹ニシノタカラヅカが入りました。いかがですか?
U:これは完全にノーマークだった。流れにも上手く乗ったし、内の悪い馬場も気にしなかった。秋に注意の北海道組だっただけに、これは押さえておくべきだった。
初:良血ですから来春まで楽しめますか?
U:そこまでの大物感はないね。この血統は食わせ物が多いから。500万下でも抜けてないと思う。
初:4着のニシノフジムスメに関しては?
U:4角で外に振られる不利がなければ3着もあっただろうけど、それにしても伸びなかったね。調子がイマイチかもしれないとは聞いていたけど、もう少し走れると思っていた。
初:全体的なレベルとしてはどうでしょうか?
U:着差にも表れているけれど、3着以下は上位2頭とは差があるように感じた。
初:ということは、阪神JFはこの2頭で決まりですか?
U:いや、この2頭も阪神マイルというイメージがない。だから、今から別路線組に注目したい。
初:わかりました。それ以外に気になる馬はいましたか?
U:アグネスタキオン産駒が昇級してから全然来てないよね。勝ち上がり率は高いのに。この辺りを新種牡馬の傾向として見ていきたい。グランプリシリウスはもっと軽い条件、それこそ夏の小倉や新潟のような軽さが合う。

 次走注目馬 なし。敢えて言えば、アルーリングボイス ラッシュライフ。

京都ダ1800m

 1着メガトレンド 頭を使わない走りで、今回も能力はあるが、先行有利のバイアスに助けられた。フラットな馬場状態の1000万下でどれだけやれるかだが、強い相手では厳しいかも。


 2着マルノユビキタス 一度使って確かに良化は示したが、やはり絞りきれないと能力は高くても取りこぼす危険性を孕んでいる。とにかく絞ったらもっと動ける。


 3着テイエムヘネシー。まぁ、先行有利のバイアスを覆してまで先着する能力はなく。今後も展開次第でってところだろう。骨っぽい相手がくれば無理。


 4着ダブルスポット 休み明けでも体は仕上がっていた。が、それだけにどうして逃げなかったのか。切れる脚がないだけに、控える競馬がしたいのなら小回りでまくらせるしかないが、そう長く脚が使える馬でもない。

 アンテヴォルテ 父ブライアンズタイム 母ビワビーナス 母父トニービン


 10/23 2歳新馬 2着 BT産駒にしては腹回りが薄いな~と思ったら母父がトニービンで納得。手入れの行き届いた馬でぱっと見て良血だと思った。BTにしては器用な競馬が出来るし、センスもある。重賞での勝ち負けは別にしても、相手次第で2勝はいける。

 セトウチアポロン 父フジキセキ 母シャープウィティッド 母父サドラーズウェルズ


 いちょうS3着 緒戦は逃げてマチカネゲンジを抑え込む好内容だったが、今回は控えての競馬。それだけに頭をあげて、ちょっと折り合いを欠いたが、それでも納得のいく範囲だった。やはり相手が強くなっての瞬発力勝負は血統的に厳しかったかもしれない。意外とダートも悪くないかもしれないと思うので一度使ってくれんかな。

 ニシノイツマデモ 父パラダイスクリーク 母ニシノチャペル 母父サッカーボーイ


 いちょうS 2着 直線で若さを見せたものの、全体としては二戦目でよくなった。ただ、今回はさすがに相手が悪かった。血統や今回のレース内容からも距離延長は問題ないし、上位レベルの競馬が出来る。相手次第では重賞でも。これも先々まで注目。

 ○外ジャリスコライト 父ファンタスティックライト 母Chancey Squaw


 10/22 いちょうS 1着 スタートもまずまず、道中は引っ掛かることなく先団直後を追走。直線で前が壁。まだ余裕があるので、追い出しを我慢。そろそろ動こうと思った瞬間に、外からニシノイツマデモの強襲。また前が壁になり追い出せず。それから外に出して、追い出す。そこからが圧巻。重心が低くなり、前を捕らえようとする意欲が馬から漲る。逆に鞍上は焦っているのが明らか。追い出す時に、右鞭を入れると、左に刺さるが、それが予想を超えていたのか、前に向けて追えない。馬体を併せた所でようやく鞭を持ち替えることが出来るが、遅い。そこから左鞭で体勢を立て直すと、あっという間に突き放し圧勝。


 今日の競馬は鞍上の若さが目立ったが、G前まできっちり伸びた馬にはG1でも勝ち負けできる素質を感じた。強い。ますます追い掛け甲斐が出てきた。早くも来年の青葉賞→ダービーが見えた。

 ローランリバース 牡3 父モンジュー 母サリッサ 母父ダイイシス


 10/2 3歳未勝利 中山芝1600m 1着 パドックで観たが、後肢の踏み込み、全体のバランスの良さからして未勝利にいる馬ではなく。モンジュー産駒の初勝利となったわけだが、上のクラスでもすぐに勝てるぐらいの馬。来年の今頃は1600万下あたりの常連か。一度重馬場の走りも見てみたい。しばらくは追い掛ける。